暮らし記

ふたり暮らしの記録。

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RX100 M3でスーパームーンを撮影。コンデジだけど、意外とやれる。

コンデジだからって、カメラ初心者だからってなめないでよね!
というわけで、カメラ初心者がRX-100M3で満月の撮影に挑戦してみました。ついこの間のスーパームーンが話題になった夜に。仕事帰り、日付も変わろうという時間帯にカメラを片手に夜道を行く。

撮ってみました。こちらです。

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どうでしょう。クレーターもちゃんと写ってます。すごい! こんなきれいな月の写真を自分で撮ることができるとは…驚きです。やってみればできるものでした。

ただ、よく見ると、クレーターはぼんやりしているし、画像全体的に粗いですよね。実はこれ、元画像からトリミングしてます。


トリミングする前の月は、小さい。

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本当に小さい。そうなんです、RX-100M3ではこれが限界でした…。しかし、それでも高い解像度のおかげでしっかりと細かいところまで撮れています。拡大して、トリミングすることで、上の写真のように見せることができるわけです。

トリミングしてようやくこの大きさ、しかもぼんやりとぼけている雰囲気になってしまっているということで、ちゃんとした望遠レンズでの撮影には到底及びませんが、それでも、初めての月の撮影。感動ものでした。

撮影方法。まず普通に撮ろうとすると、白飛びする。

さらにいろいろとネタばらしをしてみますと、まず何も考えずに普通に撮りました。その結果がこちら。
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おそらく、スマフォのカメラでも月を撮ろうとすると同じようになるんじゃないでしょうか。暗い中での撮影なので、暗い対象を写そうと、カメラが目いっぱい明るくしてくれている…のだと思います。さらに、暗い中で精いっぱいに光を集めるためにシャッタースピードも1秒、ブレブレです。明るくなるため周辺の雲が写るようになるのですが、一方で月は真っ白に飛んでしまって何が何だかわからないことに。あっちに向けたりこっちに向けたりいろいろ試したものの、夜空はやっぱり暗いようで、びかーっと明るくされてしまいました。

明るいところに露出を合わせて、固定してしまう

「再押しスポットAEL」という機能があります。AEL=Auto Exposure Lock。この機能をボタンに割り振ると、ボタンを押した時点での露出で、次にボタンを押すまでの間の露出が固定される、と。

オートモードのカメラは、暗いところを撮ろうとするとその対象がしっかりと見えるように画面を明るくしてくれます。逆に、明るいところを撮ろうとすると、まぶしすぎないように明かりを落としてくれるんですね。さて、月の撮影では…。月明かりがあれば光は十分。「再押しスポットAEL」機能によって、余計に明るくしないでくださいね、ということをカメラにお願いしてみるわけです。

街灯を画面の中心において、「再押しスポットAEL」ボタンをポチり。カメラにとっては、街灯の明かりは「光が多すぎる!」対象なので、「入ってくる光を減らそう!」とめいっぱい画面を暗くしてくれます。これで、無駄に明るくない状態で、画面の明るさを固定することができました。もう一度ボタンを押すまではこのままなので、月を撮るチャンスは何度でもある。

で、月にカメラを向けてみたところ…月、明るすぎない白飛ばない。月を見据えてシャッターボタン半押し。AFでざっくり合わせて、上述の「再押しAF/MFコントロール」を押してMFモードに切り替え。ピントがちゃんと合っているかを確かめて微調整。いざ、シャッターぱちり。

という経緯で、最初の写真を撮ることができました。楽しかったです。

ちなみにRX 100M3の望遠性能は、24mm-70mm。今回はすべてこの70mmで撮影しています。基本的にはISOは125固定、Pモードでの撮影になります。

もうちょっとスマートなやり方があるような気もするのですが、例えばSモードにして、めいっぱいシャッタースピードを早くすることで光量を減らすとか。いまさら思い付きで書いてみたことながら、こっちが本筋のような気もします。さくっと簡単に設定できるし、余計な他の光源いらないし。あれれ…。次の満月はこれを試してみよう…。

まあ、でも、仕事帰り、もう日付も変わるかという時間だったのですが、仕事の疲れも吹き飛ぶいい写真が取れました。いい経験ができました。

写真の楽しさの一つに、どうやったらイメージしてる写真が撮れるだろうか、どういう設定にしたらいいだろうか、という試行錯誤をする楽しさがあります。うまくイメージ通りの写真が撮れたはすごく嬉しい。撮れなくても、ぐぐって、他の人のブログを参考にしながらなるほどなーと、次に向けてあれこれまた試行錯誤するのが楽しい。自分が撮れる写真のバリエーションが増えていくのが楽しいです。

カメラを初めて2か月。まだまだ何をするにも新鮮さがあって、楽しみながらぱしゃりぱしゃりとやっています。