はじめての青春18きっぷ旅
カメラ、電車、旅。並ぶとわくわくするキーワードですよね。カメラをはじめてから、ふらーっとどこかへ出かけたくなることが増えましたが、遠出するのはこれがはじめてでした。カメラを買ってからはじめての遠出、はじめての青春18きっぷ、はじめての東北。はじめて尽くしの旅となりました。
青春18きっぷでぶらり旅…心躍る響きです。はじめての土地で車窓を眺めて、頭の中をからっぽにして、のんびり進む。あちらこちらに錆のみえるレトロな駅舎に、都内ではお目にかかることのないボックス席の電車。一面が田んぼだったり海だったり、空も雲もいろんな表情の景色。そこにカメラがお供に加われば一瞬たりとも退屈する暇なんてないわけですよ。わくわくどきどきが止まらない。
なんて言いつつも、実際には、事前に時刻表とにらめっこして、入念に計画を立てて臨みました。時刻表を見ていてびっくりするのは、郊外のローカル線になると電車が1時間に1本は当たり前、無計画にぶらり途中下車なんてした日には目的地にたどり着くことなんてできないであろう、ということでした。このあたりで途中下車して散策するためにはここにこの時間についておく必要があるから、となると1つ前の接続がこれで、これに乗るためにはあっちの出発を早くしてああでこうで……。先人のお知恵をたくさん拝借しました。計画あってのぶらり旅です。
途中トラブルがありつつも、そんなのも込みで、思う存分に満喫したはじめての青春18きっぷの旅。計画を立てるところも楽しい。電車に乗ってがたごと揺られているのも楽しい。途中下車して昔ながらの駅舎、ローカルな風景を楽しむのも楽しい。なにより目的地に着いたときに覚える「ついにここまできた!」感。どれもこれも写真に収めてしまいたい。ああ楽しい。
はまっちゃいそうです。青春18きっぷの旅。毎シーズンどこかへ出かけたくなる。