ほぼ日手帳とMDノートの使い分け ―手帳は自分管理に、ノートは考えを膨らませるために
高校時代から愛用しているほぼ日手帳ですが、万年筆を使うようになってからというもの、以前にもまして手帳を開いて書きこむことが増えました。一方で、MDノートをメインで使い始めたのはつい最近。今ではこちらもすっかり手放せないものに。2冊併用で使うさいに、どのように使い分けようかと悩んだ時期がありましたが、はっきりと目的を分けてつかています。今回はそんなお話。
ほぼ日手帳は自分管理に使います。
高校時代はまわりに使っている人がいなかったのですが、大学に入ってからはちょくちょくほぼ日ユーザーと出逢うことがあります。嬉しいものです。1日1ページの分量が確保されているほぼ日手帳。僕は、「自分管理」として使っています。
ほぼ日手帳公式ガイドブック2014 ことしのわたしは、たのしい。
- 作者: ほぼ日刊イトイ新聞
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2013/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 時間軸の欄になにをどれだけ行ったかを記入し、
- 右側のスペースには一日を通しての振り返りや、印象的だった出来事などを書いています。
中でも、以下のことは必ず記入するようにしています。
- 起床時間、就寝時間、睡眠時間
- その日の体調、やる気度(気分)
- やらなければならないこと(今は卒論、資格の勉強)に何分取り組んだか
- 習慣づけようと思っていること(例えばペン字、ブログ、筋トレ)に何分取り組んだか
他にもいろいろ継続して記入していきたいこともあるのですが、なかなかうまく続かなくて、今はこれだけは確実にやっています。これだけでも後から振り返ったときにけっこう「おっ」と思うことがあります。「睡眠時間が多く体調がよくても、遅寝遅起きが続くとやる気度が低い……実際、時間軸の欄がほぼ空欄で、ぼーっと過ごしてたんだろうなあ」ってことだとか。
これを決めてやり始めたのは今年に入ってからなのですが、自分の生活を振り返る良いとっかかりになっています。
もちろん、読み返していると「なんだこりゃ」って思えるバカなこともあったり、今の自分との考え方の違いだったりとかも見えてきて、面白い。手帳と言うより、日記、ライフログといったほうが近いかもしれませんね。読み返すのが面白いっていうのが、ほぼ日手帳を書くなによりの動機になっています。
MDノートは考えを膨らませるために書き殴ります。
表紙は無骨なクリーム色。中身は適度な濃さの方眼羅。そんなA5サイズのノートです。万年筆で書いても裏うつりすることもなく、書き味もさらさらしていて、すごく味のあるノートです。
(中に関しては無印、横羅、サイズに関しては文庫、新書、A4サイズとかもあります)
- 出版社/メーカー: ミドリ
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1日1ページが割り振られているほぼ日手帳と違って、ノートのいいところは、紙幅に制限がないところです。ほぼ日手帳を使い始めたころはオールインワンでやってみようと、1日1ページの中でアイデアをメモしたり考えたことをメモしたりしようとしたものですが、1日1ページではなかなかおさめきれないことが多かったです。全てを押し込めるわけではなく、紙幅に制限されてしまって思うように考え事が進まないなんて、本末転倒ですよね。
その点、A5ノートであれば、いくらでも好きなように書くことができます。大きな字でのびのび書けるし、図やイラストをふんだんに取り入れることもできる。1ページを書ききってめくったら、「ハイ、翌日のページがやってきました」なんてことにはなりません。
というわけで、MDノートには好きなことを好きなだけ書くようにしています。考えたこと、思いついたアイデア、浮かんだ疑問。なんでもござれ。ただ一つだけのルールとしては、毎ページ左上に日付を記入するということだけです。あとから見返した際に日付があるだけで、全然違います。
100円のノートでもいいじゃない、といわれることもあるのですが、そこは完全に気分の問題です。メモに書き殴る用途だとはいえ、お気に入りのものを使うほうがやる気が出るというもの。モレスキンはハードカバーが嫌だし高いしで使おうと思わないし、ツバメノートも紳士ノートも、表紙のデザインがごてっとしているように見えてあまり好きになれませんでした。シンプルイズベスト、そんな方にはぜひぜひお勧めしたいミドリ MDノートです。
ちなみにこのMDノート、今はA5サイズにメーカーの透明なカバーをつけて使っているのですが、来年に入ったら文庫本サイズにしようかと考えています。というのも、今現在はほぼ日手帳オリジナルなのですが、来年からはカズンを使うため、今オリジナルにつけているカバーが余ってしまうのです。文庫サイズのMDノートならほぼ日のカバーを使えるので、それもいいなあと思案中です。
自分の目的と、モノの特徴に合わせて使い分け。
結局のところ、自分がやりたいことと使いたいモノの特徴を踏まえてどう使い分けるかを考えてみたら、ぼくの場合はこうなったというだけの話。それこそ人それぞれ違うもの何だと思います。ただ、他の人が手帳・ノートをどう使っているかってけっこう参考になるし、そういう記事って読んでいて面白いんですよね。僕自身、これまでの使い方・来年以降の使い方を改めて考えていたところ、ふと思い立ってこんな記事を書いてみたのでした。