暮らし記

ふたり暮らしの記録。

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湯のまち飯坂・茂庭っ湖マラソン 4時間51分で完走!

福島は茂庭っ湖にて、フルマラソンデビューしてきました。

ざっくりと、今回のレースを振り返る記事にしたいと思います。
大会自体へのレビューやら、フルマラソンを走るポイントなどをまとめるのは、また次回として。

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今回、9月~10月にかけてはほとんど走れておらず、圧倒的練習不足の中のフルデビューでした。9月は7日、合計約70km、10月は3日、合計約17kmしか走れていません。こんな体たらくで果たしてフルマラソンが走りきれるのか、というところからの疑問。

そんなわけで、目標のサブフォーは取り下げて、
①4時間半以内で走り切れればあっぱれ!
②4時間台で走り切れれば十分頑張った!
③完走できればall right!
というように目標を修正して走りました。

結果的には4時間51分と、一応目標は達成することができました。
が、やはり圧倒的練習不足を痛感せざるをえませんでした。

レースの振り返り

一言で言うと「ガマン」がテーマでした。
35kmの壁とかの前に足が持たなくなることは目に見えていたので、ひたすら抑えて抑えての前半戦。だけど途中、欲を出してしまってペースがあがったりすることも…。

一方後半では、22,3㎞あたりから足が痛くて重くて堅くて、棒のように感じながら走りました。「ああ、35kmの壁ってきっとこれだろうな」と思いながら。心肺というか呼吸は全く辛くないのに走れないってのは、初めて覚える感覚です。なるほどなあ。
足の痛み、「ちょっとだけ休もう」とか「もういいじゃない」、という思いを我慢しながらの走りでした。

前へ前へと足を動かして必死に走っているつもりなのに、それでもペースとしてはキロ7前後だったりして、うわあ足が限界だ、なんて感じました。普段の練習では全くもって味わえないことでした。

辛い中で一つ良かったこととしては、「人に引っ張ってもらう」感覚を初めて味わうことができました。

女性が前にいたんですが、その人、自分とペースもピッチもほぼ同じような走りをしていました。呼吸のタイミングも同じ。後ろについて走ってみました。
これ、ひとりで走るのとは大違いですね。気力を蓄えられる、というか、本当に引っ張ってもらっているような感覚でした。ついていこうと意識すると、あんなに重かった足が前に前にと動きました。一人だったらあんなに走れなかっただろうと思います。

でも、その人も給水だとかペースが落ちてしまったりだとかで、ずっと同じように引っ張ってもらえるわけではありませんでした。

一人で走る局面ももちろんあって、そうすると、足が動かない。太ももの前面部分が痛くて痛くて。立ち止まってストレッチをしようにも、何か支えがないとしゃがんだり伸ばしたりもできないようなありさまでした。

どうしようもなく歩いてしまったところも少しあります。33,4キロ付近では1キロ9分とか10分というラップを刻んでましたね。
でも、「走らないと完"走"したことにはならない!」って思って、ひたすら足を前に前にって、痛みと、もういいじゃん、という思いを我慢して走りました。

おかげでラスト3kmはしっかりと走りきることができて、無事に4時間台ゴール、と相成りました。

何よりうれしかったこと。沿道からの歓声に、こんなに元気づけられるとは思っていませんでした。ゴール前3km地点からの、いろんな人の応援にはずいぶん助けられました。

今振り返るに、きっと相当つらかったんだろうと思います。「がんばれ!」「あとちょっとだよ!」「若いんだから気力でいきなさい、よっしゃ!」なんて、応援して頂くたびに泣きそうになりながら「ありがとうございます!」って応えて、元気をもらって、走りました。ゴールした瞬間は泣きそうでした。恥ずかしかったので泣かなかったけど。

足も痛いし途中気力も尽きかけてしまったけど、なんとか奮起して走り続けてよかったと心から思うゴールでした。

次回に向けて

・「あきらめた時点で足が止まる」ってことを、感じました。もう足は動かん、痛いし無理、なんて思って立ち止まることもありました。けど、その先で、なんやかんや言っても足は動きます。走っていました。
精神論にもっていくわけじゃないですけど、動かないってことはないわけです。辛い自分との戦いに勝てるかどうか。勝てるなら、足は動く。

・給水給食は全てのポイントでとっていましたが、大正解。おまんじゅうだとかバナナ、みかん、アンパン、美味しかった。最後の最後の給水ポイントで、「後3kmもう無理」なんて思いかけていたところで食べたバナナは至高の味でした。あれのおかげでまたがんばって最後走り切れた気がする。

レース後…

レース後はしっかりアイシングをしてマッサージもしたというのに、筋肉痛がひどく激しい!
昨日のレース直後とか、家に帰る時に比べたら遥かに改善しているとは思うのですが。階段の上り下り、しゃがむことがひたすらに辛い。まともに歩くこともできないし、日常生活にも支障が出るレベルですな。


今日は、アイシングとマッサージを適度にしつつ、一日ゆっくり過ごします。
自分自身に、お疲れさまでした。来年も出たいと思う、この大会。


もうちょっと詳しい大会レビューなんぞも、書いてみたいと思います。